どうも、おりき( @oriki_ex18)です。
この記事では、
活字が苦手な人でも楽しめる「読みやすい小説」を紹介しています。
おりき
こんな人におすすめの小説を20冊集めました。
どれも面白く楽しい作品なので、ぜひ気になる一冊が見つかったら読んでみてくださいね!
この記事の目次
読みやすい小説
屋根裏の少女
引越した家の屋根裏に住み着く女の子がいて、住んでいる家族を守っているというお話。
不思議でミステリアスなちょっとホラーよりの物語です。
ここがポイント!
単なる幽霊ものとは違い、心温まる物語なので小説を読まない人でも読みやすいと思います。
読んでいくうちに、どうして少女がいるのか?
どうして家族を守ろうとしているのか?
いい人なのか怖い人なのか、人間のあらゆる面について考えさせてくれる物語です。
陽気なギャングが地球を回す
ギャング4人組がそれぞれの特技を活かし銀行強盗をする話。
いつもなら完璧に仕事をこなすグループなのだが、ある時売上金を現金輸送車強盗犯に取られてしまい、それを奪い返すために作戦を立て実行していく…というストーリー。
ここがポイント!
会話が程よく砕けていて堅苦しさは無いので、小説を普段読まない人でも漫画を読む感覚で楽しめます
こんなに登場人物のキャラが立ち、セリフがカッコよく愛嬌が湧いてくるギャング達は他にいません。
ホームレス中学生
お笑い芸人・麒麟の田村裕さんの幼少期時代が書かれた小説です。
田村さんのご実家はかなり貧乏で、ある日突然住む家が無くなり、家族が解散になりました。
友人の力を借りることもありましたが、若干中学生にして近所の公園で住むことになります。
そんな少年田村の壮絶なホームレス生活を見ることができます。
ここがポイント!
中学生でホームレスなんてかわいそう…なのですが、そんな幼少期が悲しくそして面白く書かれていて、切ない話ではあるのですが気持ちが重くなりすぎることがありません。
文字の量も小説にしては少なく読みやすいので、活字が苦手な人には挑戦しやすい内容です。
そして、内容も単調なものではないので飽きることなく読み切ることができると思います。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
成績が学年最下位のギャルが、ある塾講師の勉強方法でやる気が芽生えます。
1年間猛勉強をし偏差値を40もあげて、その高校から当時は合格者がほとんど出ることがなかった慶應義塾大学に合格するというストーリーです。
ここがポイント!
この小説は活字が苦手な方が避けたいであろう小難しい表現や言い回しがありません。
本作のテーマは「受験」なので、誰にとっても身近に感じることができると思います。
結末では彼女の頑張りに感情移入してとても感動でき、まさに笑いあり、涙ありです。
ティファニーで朝食を
オードリーヘップバーンさん主演のティファニーで朝食をという映画の原作です。
ホリーという若い美しい少女が、ある売れない小説家と出会い恋をしてしまう話です。
ここがポイント!
有名な映画の原作なので、キャラクター像などの想像がつきやすく読みやすいと思います。
お話の内容も面白く複雑な設定もないし、少し昔の用語なども出てきますが、用語録もあるのでわからない言葉を調べながら読み進めることができます。
夜のピクニック
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事です。
甲田貴子は三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために歩行祭にのぞみます。
学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは小さな賭けに胸を焦がしていた…。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説です。
ここがポイント!
青春の物語を読んでいると心がリセットされたような感じがして、とても不思議な感覚になります。
内容がとても理解しやすく感動的な青春ストーリなので、きっと若い頃の熱い気持ちが蘇るはずです。
舟を編む
出版社の営業をしている「馬締光也」が、辞書編集部の後継者を探していたベテラン編集者・荒木に引き抜かれ、辞書編集部に異動するところからはじまる。
馬締は言葉への強い執着から辞書編集の才能を発揮していく。
ここがポイント!
誰もが一度は使ったことのある「辞書」にスポットライトが当てられます。
辞書ってどういうふうに作られているのだろう?
辞書編集ってどんなところに苦労するの?
など、日常では体験できない職業を深く知れるところが面白いです。
仕事だけでなく恋愛に不器用な馬締が一歩踏み出すシーンもあり、共感しやすい場面がたくさんあります。
そして誰もいなくなった
孤島に招かれた、年齢や職業がばらばらな10人の男女が、不気味な童謡の歌詞に合わせるように一人ずつ殺されていきます。
彼らはなぜこの島に呼ばれ、そして殺されたのか、ハラハラドキドキする課程と納得していまう結末が見事です。
ここがポイント!
読み始めたら途中で止まれない…くらい物語に引き込まれる作品です。
なので本を読むことに慣れていない人でも入りやすいと思います。
殺人が次々と起こるので、気を抜く瞬間がなく目が離せません。
描写が丁寧でわかりやすく、全体を通しての整合性があるので、無理なく読み進められます。
終盤の緊張感のすごさも圧巻です。
推理小説の名作中の名作なので、ぜひ読んでほしい一冊です。
夜は短し歩けよ乙女
大学生の楽しくももどかしい恋愛模様を描いた作品です。
大学に入ったばかりの好奇心旺盛な女の子がいて、同じクラブの先輩にひそかに「黒髪の乙女」と呼ばれ慕われています。
彼女となんとかして親しくなりたいと思いつつもなかなか声をかけられない先輩と、思うままにふるまう彼女がどうやってお付き合いできるのか、というお話です。
ここがポイント!
この小説は京都の大学を舞台にした物語で、その景色を背景に軽妙な語り口で恋愛のおかしさと切実さが描かれます。
情景が目に浮かぶようで、読みやすいと思います。
誰もが経験したような初恋のもどかしさが本当におかしくて、手が届きそうで届かないこの女の子の姿も、単に「カワイイ」だけでなく、ちょっと変わっていて面白いところも楽しいと感じます。
THE MANZAI 十五歳の章
中学2年生の瀬田歩は、ある日クラスメイトの秋元貴史から漫才のコンビを組んでくれと申し込まれる。
無理やりコンビを組まされ学校の文化祭で「ロミオとジュリエット、ほんまは、あんたがアホやねん」をすることになる。
全6巻で友情、漫才、恋と様々な中学生の出来事が描かれている作品です。
ここがポイント!
中学生の日常を描いている作品なので、学生でも大人でも入りやすい物語です。
関西弁でストーリーが進んでいくので普通の標準語で書かれている小説よりは面白く、サクサク読めます。
登場人物のキャラも濃くて面白くおすすめです。
イッツ・オンリー・トーク
有名な新聞社に勤めていた主人公は、精神を病み、荒んだ生活を送っています。
そんな時引っ越した蒲田の街で、変わった男たちと出会い、その男たちや男たちと関わる自分自身を通して、人生を見つめていくストーリーです。
ここがポイント!
この作家の小説は、どれも読みやすい印象があります。
気取らない言葉選びと普段感じている感覚を、的確に言葉にしてくれる表現は最後まで気持ちよく読み終えることができます。
主人公を含め、登場人物の人柄が「憎めないダメな人」が多いので、自分や自分の周りの人と似ているところを見つけることができるのも、小説初心者には飽きずに読めるポイントだと思います。
しゃばけ
虚弱体質で、すぐに寝込んでしまう廻船問屋兼薬種問屋の跡取り息子「若だんな」。
そんな「若だんな」の兄やの仁吉と佐助をはじめとする、あやかし達と一緒に江戸の町におこる事件を解決していく時代物ファンタジー・ミステリー小説です。
ここがポイント!
若だんなに甘々な両親や兄や、可愛くてちょっぴり頼りないあやかしなど魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。
江戸の町でおこる事件を身体の弱い若だんながどんなふうに解決していくのか一緒に考えながら読み進めていくととても面白いです。
物語が短編でまとめられているので、小説をあまり読まれない方でも気楽に楽しめます。
虹色ほたる
ある村にタイムスリップした主人公が、そこで謎の少女に出会う。
友達ができ楽しく夏休みを送っていたが、蛍が見れるころに、主人公と少女が離れなければならないことになる。
しかも、その少女は実は亡くなる寸前だった。
ここがポイント!
自分が子供だったころの夏休みを思い出して懐かしい感情を味わえます。
また、文体も読みやすく情景を想像しやすいので小説が苦手な方でもサクサク読み進めれるはずです。
楽しいシーンや切ないシーン、にぎやかなシーンなど、いろんな場面を楽しめる作品です。
星の王子さま
サハラ砂漠に不時着した飛行士と、本当のことしか知りたがらない星の王子様とのふれあいを描いた、永遠の名作です。
純粋な子供らしさや愛について静かに語りかけます。
心で見なくては物事はよく見えないのです。
ここがポイント!
大人は誰も皆初めは子供だった。
しかしそのことを忘れずにいる大人は、ほとんどいない。
大人になっても子供の頃のあどけなさを失わずにいる人は、それだけ物事を見る目にこだわりがないのです。
この物語を読めば、きっとあなたも子供の頃の純粋な気持ちを取り戻せると思います。
鬼の跫音
どんな人の心の中にもある、暗くて恐ろしい部分、「鬼」を題材にした道尾秀介の短編集です。
ミステリー調、ホラー調の物語が複数収録されており、どの物語も違った雰囲気でありながら、心に住む「鬼」が徐々に忍び寄ってくる恐怖が作品を通して味わえます。
ここがポイント!
短編集なので物語同士の繋がりはありません。
そのため普段小説を読まない人でも気軽に挑戦できると思います。
また、純文学のような小難しい表現はなく、純粋にストーリーを楽しむことができます。
どの物語も短いながら、最後まで展開が読めないものばかりで、ホラーやミステリー好きなら道尾さんの叙述トリックに惹かれると思います。
トラブルクッキング
料理が下手な作者が、失敗しながらも次々にに料理にチャレンジしていきます。
どこをどうやったらそうなるのかと、首を傾げたくなるほどおかしな失敗を繰り返します。
それでも本人は至って真面目に取り組んで、少しづつではあるけど色々と学びながら料理が上達していくお話です。
ここがポイント!
料理が得意な人でも、そうでない人でも一度ぐらいは料理に失敗した事があるからこそ、この本の面白さがわかると思います。
ただ米を研いで炊飯器で炊くだけなのに失敗したり、鍋の中で炭を作ってしまったり、しなければいい余計なアレンジで台無しにしてしまったり。
途中に入っている挿絵がホッコリとさせてくれる作品でおすすめです。
何者
就職活動を通して、自分や友達の心の闇を知ってしまう大学生の苦悩を描いた現代小説。
SNS上の書き込みなどもリアルに再現されていて、若い世代も読みやすく身近に感じやすい。
就職活動中の人には勧められないくらい、リアルな就職活動の闇を描いている。
ここがポイント!
就職活動というテーマで話が展開していくが、就職できるかできないかではなく、それぞれの心の闇が就職活動によってあぶり出されていく感じがぞわぞわして面白いです。
誰もが経験する就職活動だからこそ共感できる描写が見所です。
リバース
コーヒー好きな青年が、大学生の頃に友人を亡くした。
その友人の死をめぐり、彼のことを改めて知るとともに、その死の真相に迫っていくサスペンス・ミステリー。
振り返りたくない過去と向き合った先に、思いもよらない結末が待つ。
ここがポイント!
読み進めていくと少しずつ秘密が解き明かされていく、ミステリー小説風の作品です。
しかし、最後まで読み進めると全く違った展開に驚愕すること間違いなし。
結末を知ったときの衝撃はすさまじいので、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。
和菓子のアン
デパートの食品エリアにある和菓子屋さんでバイトを始めた18歳の杏子。
働くこと、和菓子の世界を知っていく彼女に、「あれ?どういうこと?」と思うような出来事が起きていきます。
和菓子の知識や奥深さにまつわるプチミステリーなお話です。
ここがポイント!
オムニバスのような、短いミステリーなので少しずつ読み進めていくことができます。
ミステリー要素のおかげで主人公と同じ目線になれるので飽きません。
和菓子の奥深さも伝わるし、勉強にもなるような作品です。
たとえ和菓子に興味が無くても、日本人としてぜひ一度読んでもらいたい作品です。
密室殺人ゲーム2.0
パソコン上で5人のメンバーがチャットツールを使って謎解きをする推理小説です。
出題者が犯人となって殺人事件を起こし、その事件のトリックを他のメンバーが推理するという構成で、密室からアリバイ工作まで色んな謎解きを楽しめます。
ここがポイント!
推理小説の短編が5作で、1つの物語になっています。
出題者=犯人なのですが、それぞれの個性があり短編として十分に謎解きが楽しめます。
物語としても5話全てを網羅する伏線があり、非常に読み応えがあるのでおすすめです。
まとめ
さて、
ここまで活字が苦手な人でも「読みやすい小説」を紹介してきました。
お気に入りの一冊は見つかりましたか?
もし見つかったのなら嬉しいです。
今後も読みやすく面白い小説をどんどん追加していくので、よろしくお願いします。
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