どうも、おりき( @oriki_ex18)です。
この記事では、ママとパパが本気で選んだおすすめの人気絵本を紹介しています。
0歳から5歳まで年齢別におすすめの絵本をまとめました。
他にも、小学生向け、英語学習向けなどカテゴリーをわけているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
【0歳向け】おすすめ絵本
いない いない ばあ
発行日 | 1967年4月 |
出版社 | 童心社 |
著者 | 松谷みよ子 |
こんな物語
くまさんやねこさんが出てきて、代わる代わるいないいないばあをする、内容はそれだけの絵本です。
1ページに描いてある絵はたった一つだけ、でもその絵がシンプルなのに表情豊かで、惹きつけられます。
同じ言葉の繰り返しなのに、何度読んでも飽きません。
書店に行きますと「いないいないばあ」という絵本はたくさん置いてありますが、松谷みよ子先生のこちらの絵本以上のものは存在しません。
ここがポイント!
同じ言葉の繰り返しが、生まれたばかりの赤ちゃんにも伝わりやすい。
それと、動物たちの目がまっすぐ読み手の方を見ているからでしょうか、生まれて数ヶ月の赤ちゃんでも、この絵本を読み聞かせると声を出して笑います。
赤ちゃんの笑い声って、本当に可愛いです。長男でその体験をした時には、感動しました。
それ以降、知り合いが出産する際には必ずこの絵本を贈っています。
だるまさんが
発行日 | 2008年1月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | かがくいひろし |
こんな物語
だるまさんがページをめくるごとに転んだり、しぼんだり、おならをしたりと思うと長く伸びて、最後にはにっこり、笑顔。
だ、る、ま、さ、ん、が、と一文字ずつ読み進めると次のページには音だけで動きを表現します。
その動きを見るだけで子どもは大声を上げて大喜び。子どもと一緒に転んだりしぼんだり、動きを真似をしてあそべる絵本です。
ここがポイント!
子どもがとにかく大好きで、事あるごとに読んでと持って来ます。
そして、一緒にだ、る、ま、さ、ん、がと読んで、次のページでだるまさんと同じく動きをして、楽しみました。
だるまさんの動きもユーモアたっぷりでかわいいです。
このシリーズの「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊セットもあるので、そちらも出産祝いにもオススメです。
ぺんぎんたいそう
発行日 | 2016年6月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 齋藤 槙 |
こんな物語
ペンギンさんの可愛らしさと言えば、チョコチョコとしか歩けない、あのたどたどしい動きですよね。
そんなペンギンさんの動きの特徴をとらえ、ラジオ体操のペンギンバージョンといった感じの、ペンギンたいそうの始めから終わりまでが描かれています。
稼働域が小さいペンギンさんなりのたいそうがとても可愛らしく、なんだかリアルで「本当にやっているかも」と思わされます。
ここがポイント!
毎日読み続けていると、10ヶ月くらいの赤ちゃんでも動きを真似するようになります。
赤ちゃんの動きもペンギンさんと同様にぎこちなく可愛らしいので、そんな姿を見るととても幸せな気持ちにさせれられます。
また、絵本に合わせて体を動かす姿に我が子の成長も垣間見ることができ、成長の喜びを味わうことができます。一緒にたいそうをするのもとても楽しいですよ。
じゃあじゃあびりびり
発行日 | 2001年8月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | まつい のりこ |
こんな物語
物の名前と、効果音のみが書かれているだけの絵本です。
「じどうしゃぶーぶーぶーぶー」や「いぬわんわんわん」と絵とともに紹介されているので、自動車は、どういう音がするのかをこの本を通じて学べます。
0歳児は、効果音が好きなので興味を持てる内容になっています。
ここがポイント!
まだ言葉が出ない頃から、この絵本を読み聞かせていました。
そうすると、どんどん言葉が出て来た時に、水道をみると、じゃーじゃーじゃーと言ったり、犬に会うとわんわんわん!と言うようになりました。
この絵本を読むことで自然と頭に入ってきていたんだなと感じました。
効果音には興味を持つので楽しんで最後まで聞いています。
しましまぐるぐる
発行日 | 2009年4月 |
出版社 | 学研プラス |
著者 | 柏原 晃夫 |
こんな物語
黒、白、赤など、はっきりとした色と線を使った絵で、
黒と白のしましま、赤と白のぐるぐる、水色と魚のしましま、
ヘビのぐるぐる、すいかのしましま、ぺろぺろキャンディーのぐるぐる、
雨のしましま、ソフトクリームのぐるぐる、タオルのしましま、ハムスターのぐるぐる、
ねこのしましま、色んなしましまぐるぐるが楽しめます。
ここがポイント!
はっきりとした色と線を使った絵なので、少し暗くした所でも読みやすく、赤ちゃんも見やすいみたいです。
うちの子は今生後8ヶ月ですが、ページを開く度に目で追ったり、手で触ったり、お話したりします。
ふわふわどっち?
発行日 | 2019年3月 |
出版社 | ベネッセコーポレーション |
著者 | accototo |
こんな物語
見開きに動物が出てきて、どちらの動物がその問いに当てはまるかを答えていく絵本です。
ふわふわ、でこぼこ、ぷにぷに、キラキラ、もこもこ、ぶつぶつなど様々な手触りがあり、それを頼りに手で触りながら当てていきます。
どちらが正解かもそのページでわかります。
そのワードにあてはまるように動物たちの身体の一部が特殊に作られているので楽しいです。
ここがポイント!
手触りを楽しめる本なので、絵本に興味を持ってもらうための絵本としておすすめです。
また色んな読み方をすることができます。
手触りの感覚を覚えさせるのもいいですし、動物の名前を覚えさせるのにもいいです。
また正解したときに思いっきり褒めてあげるときっと大喜びしてくれると思います。
めくるたびに手触り感覚が違い、ずっと興味を持ってくれるので飽きがこないのもポイントです。
ぶんぶんきいろ
発行日 | 2010年6月 |
出版社 | 学研プラス |
著者 | 柏原 晃夫 |
こんな物語
文字は少なく、ほとんどが絵になっていて、絵もたくさん描いてあるというわけではなく大きな模様が描かれているだけのシンプルなものになります。
本にも仕掛けがあって、穴が開いていたりその穴から次のページの模様が見えたりします。
子供と一緒に遊べるようになっていて、あえて子供の気を引く色や模様を使ってデザインしてあります。
ここがポイント!
これは実体験なのですが、0歳から本に触れさせることで自分から本を広げたり本棚から本を取り出すようになります。
本への抵抗を早くから無くしていくことで本が好きな子供に育ち、本を読む習慣がつけば集中力を培うこともでき、落ち着きと思考力のある子になります。
また、色彩感覚やもののかたちも認識しやすいので、脳の良い刺激になります。
頭のいい子を育てるおはなし366
発行日 | 2011年11月 |
出版社 | 主婦の友社 |
著者 | ー |
こんな物語
昔話や童話だけでなく、伝記、落語、詩、普遍的な名作など、子どもたちの将来に確実につながっていく作品を網羅しています。
心はもちろん、知と脳を育めるのです。
オールカラーの本書では、主婦の友社の長い歴史の中から、児童文学の黄金期に描かれた童画を厳選し、特別に挿絵としています。
さらに、今を代表するアーティストの手による挿絵も満載。
ここがポイント!
1ページに1話で日付が記されているので、その日の物語を読んでいけます。
読み聞かせると、ニコニコしたり静かに聞いていたりします。
親など大人でも知らない物語や詩が掲載されているので、読んでいて子供だけでなく大人も楽しいです。
中身もオールカラーで、装丁もキラキラしていてきれいです。
あかあかくろくろ
発行日 | 2010年6月 |
出版社 | 学研プラス |
著者 | 柏原 晃夫 |
こんな物語
あかとくろ、しろ色のものの名前と絵が順番に出てきます。
赤はりんご 黒は長靴・あり、白は雪だるま。
赤白は金魚、赤黒はテントウムシ、白黒は犬、最後は赤白黒の風船が紙面いっぱいに並んでいます。
身近なところにあるものの名前と色、形が、絵本をめくるたびに順番に出てきて楽しめる絵本です。
また色がはっきりしてるので、赤ちゃんに喜ばれる絵本です。
ここがポイント!
生後6ヵ月から楽しめる絵本としてこの本以外にもシリーズ化して出版されています。
イラストの色がはっきりとしていて、赤ちゃんでも認識でき、楽しめるような内容になっています。
また、丸い形、目・鼻・口がついていて、ものや表情・色の理解がしやすくなっているようです。
我が家は4ヵ月くらいからこの本を読み聞かせをしていましたが、いつも長靴のページを開くと足をばたつかせて喜んでいました。
赤ちゃんとどうやって遊んだらいいかこまるパパやママもいると思うので、おすすめです。
【1歳向け】おすすめ絵本
ごめんやさい
発行日 | 2013年9月 |
出版社 | ひかりのくに |
著者 | わたなべあや |
こんな物語
いろいろな野菜が可愛い姿で登場します。
お友達に悪さをしてしまった野菜さん、でもすぐに誤り仲直り。
「ごめんなさーーーい」と「いーいーよー」のやりとりが続きます。
リズミカルなやりとりで子供も一緒にごめんなさいのやりとりができ、飽きが来ない絵本です。
終わりのページでは、悪いことしたら何て言うのかな?と考える時間が設けられ、子どもが自発的にごめんなさいが言えるようになる工夫がされています。
ここがポイント!
たくさんの野菜が可愛いイラストで登場します。
このお野菜何かな?と絵本の内容以外にも、言葉遊びもできる1冊となっています。
野菜のヘタが帽子になっているのが面白く、我が子にも好評でした。
いたずらをした後、何て言うのかな?
と聞くと、ちゃんとごめんなさいが言えるようになり、この本絵本のおかげだなと感じています。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
発行日 | 2015年1月 |
出版社 | アリス館 |
著者 | くぼまちこ |
こんな物語
はみがきが苦手な男の子。
ご飯を食べた後、口をキュッと閉じてしまう男の子の元に、シュッシュッシュとはみがきれっしゃがやってきます。
男の子口に入ったはみがきれっしゃ。
男の子の口は食べ物がいっぱい!しゅっぱつしんこう!の掛け声で前歯についたにんじん、奥歯にはさまったお肉など、男の子の口をキレイにしてくれました!
ここがポイント!
イヤイヤ期真っ只中の娘、ハミガキも当然イヤイヤ。
はみがきれっしゃの絵本を読んでからは自ら歯磨きをしたがるようになりました。
歯磨きの掛け声もシャカシャカゴシゴシから、絵本の通り、しゅっしゅっに変えると喜んで口を開けて歯を磨かせてくれます。
男の子向けかな?と思いましたが、女の子でも十分に楽しめる絵本でした。
くっついた
発行日 | 2005年8月 |
出版社 | こぐま社 |
著者 | 三浦太郎 |
こんな物語
まずはキンギョが2匹登場します。
「きんぎょさんと、きんぎょさんが」…と読んでいくと次のページ「くっついた」と金魚さんがチューしているようにくっつきます。
そのような単純なお話で、次々に色々な動物が登場します。
そして、最後にまんまるな男の子とお母さんが出てきて、ほっぺたをくっつける。
クライマックスは、お父さんも出てきて子供を挟んでお顔をくっつけサンドイッチをします。ほのぼのした内容です。
ここがポイント!
色々な動物が出てきます。
2匹がピタリくっつくのですが、アヒルなら口ばし、サルなら手、ゾウならお鼻というようにくっつく場所が違うのですが、これを子供に真似てやるととても喜んでくれます。
くっつくという仕草にほっとしてくれるみたいです。
最後にほっぺをくっつけて顔を寄せると、はにかんでくれてすごくよいスキンシップになるのがいいですよ。
絵本を通してパパやママの温もりを感じらるのがおすすめの理由です。
おいしいな!
発行日 | 2002年6月 |
出版社 | 小学館 |
著者 | きむら ゆういち |
こんな物語
みんなでピクニックに行き、くまくんがお弁当を持ってきます。
仲間たちに分けてあげるのですが、どんどんとなくなっていきくまくんは不安がります。
しかし、くまくんの分はしっかり残っていて、くまくんは安心してお腹いっぱい食べるという内容です。
仕掛け絵本になっていて、お弁当をもぐもぐと食べている仲間たちの口が動きます。
ここがポイント!
口が動く仕掛けになっているので、離乳食を食べる時間のお子さんに見せるのがおすすめです。
パクパク、もぐもぐと食べる様子を見せることができるので、実際の食事でもマネをさせることができます。
お子さんに食べるシーンになったら仕掛けを動かしてもらうという、参加型の絵本にもなるのでしっかりコミュニケーションもとることができます。
ふたごのしろくま
発行日 | 2012年5月 |
出版社 | 講談社 |
著者 | あべ 弘士 |
こんな物語
ふたごの白熊が母親に甘えたかったり眠かったりでお母さん熊におんぶをしきりにせがむ。
北極の海の氷の上に暮らしている他の動物親子もおんぶしてる、とふたごの白熊は訴えるもお母さん熊は意に介さず、ふたごの白熊を海で各々自ら泳がそうとする。
最後は本当に眠ってしまったふたごの白熊をお母さん熊がおんぶして、絵本裏表紙はお母さん熊も一緒に昼寝してしまう物語。
ここがポイント!
ヘタウマな絵だがインパクトがあり、色々な動物達の生態や特徴をよく捉えている。
作者が旭川動物園に勤務していたらしく、動物達の親子関係がよく分かる描写になっています。
文章も簡潔で、おんぶをせがむふたごの白熊が繰り返し発する言葉が印象的です。
動物の絵本はよく見かけますが、この1冊は読めば読むほど癖になる感じ面白いです。
おべんとうバス
発行日 | 2006年1月 |
出版社 | ひさかたチャイルド |
著者 | 真珠まりこ |
こんな物語
おべんとうに入っている仲間たちが、みんなでお出かけするために、バスに乗っていくものがたりです。
ハンバーグくん、エビフライちゃん、たまごやきさん、ブロッコリーくん、トマトちゃん、おにぎりさんたち。
そして遅れてきたみかんちゃんがみんなでバスに乗って出発、最後にみんなでいただきますをして終わる、かわいい絵本です。
ここがポイント!
「ハンバーグくーん」「はーい」、「みかんちゃーん」「おくれてごめんねー」
など、簡単なやりとりでお話が進むので、小さい子どもはすぐにそのやり取りを覚えてマネしてくれます。
うちでは、「エビフライの◯◯ちゃーん」と呼びかけると、「はーい」と手を上げて答えるようになりました。
この絵本のおかげで、名前を呼ばれると返事するということが身についたので、おすすめできます。
【2歳向け】おすすめ絵本
のせて のせて
発行日 | 1969年7月 |
出版社 | 童心社 |
著者 | 松谷みよ子 |
こんな物語
まこちゃんという男の子が車を運転しています。
車を走らせているとうさぎさんがのせてとやってきました。
つづいてくまさんが2匹のせてとやってきました。
最後にはねずみさんが11匹のってきました。
1人と14匹を乗せた車はトンネルへとはいっていきます。
まっくらなとんねるも車をずーっと走らせると出口へとたどりつき、さぁいくぞというところで終わりです。
ここがポイント!
くまさん、うさぎさんなどかわいらしい動物たちが登場してきます。
ねずみさんは10匹以上登場するため、1から10を数える数の勉強にもなって数を覚え始めた子にもオススメです。
ぞうくんのさんぽ
発行日 | 1977年4月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | なかの ひろたか |
こんな物語
ぞうくんが、天気の良い日に散歩に出かけます。
するとカバくんがやってきて、「ぞうくんなにしているの?」「さんぽだよ」といい、かばくんはぞうくんの上に乗せてもらって一緒に散歩することになります。
その後、わにくん、かめくんが出て来て同じようにどんどん乗って重なっていきます。
最後みんなが崩れてしまい池にぼっちゃーんと落ちます。
でもいいお天気だねとみんなにこにこしてしまうお話です。
ここがポイント!
絵がとてもらかわいらしく、子供たちも大好きです。
同じセリフを繰り返していくので、2歳の子供でも簡単なセリフを覚えられるんです。
単純なストーリーだけど子供を惹きつけるものがあって、繰り返し繰り返し読むことで愛着もわきます。
最後はぐらぐらしてみんなで池に落っこちて失敗してしまいますが、その失敗をぞうくん、かばくん、みんなで笑っていい天気って笑顔になるのがとてもよいです。
みんなで笑って喜ぶ楽しい絵本ですよ!
どうぞのいす
発行日 | 1981年11月 |
出版社 | ひさかたチャイルド |
著者 | 香山美子 |
こんな物語
うさぎさんが椅子を作り、いすのとなりに「どうぞのいす」と立て看板をおきました。
その椅子に、自分が腰かけるかわりに拾ったどんぐりのかごを置いて、ひと休みするロバ。
ひと休みついでに昼寝をしているうちに、いろんな動物がやってきて、どうぞのいすのかごの中身を「どうぞならばいただきましょう」と食べてしまいます。
「空っぽにしては後の人がお気の毒」と、自分の持っていた食べ物をかわりに籠に入れていくお話。
ここがポイント!
お話がとても可愛いです。
どうぞならばと椅子の上の籠の中身を食べて、全部食べてしまっては後の人がお気の毒だからと持っていた食べ物を入れていくのが続くだけのお話です。
だけど、子どもは繰り返しが好きですし、お話が単純で小さい子どもでもわかりやすいです。
また、一人占めは駄目よ、どうぞよって、教えるにもすごくよい本だと思います。
絵もとても可愛らしいです。
ノラネコぐんだん おばけのやま
発行日 | 2018年10月 |
出版社 | 白泉社 |
著者 | 工藤ノリコ |
こんな物語
夜中にこっそりお団子屋さんに忍び込んだノラネコぐんだん。
お団子をタダ食いするはずが何者かにお団子屋を横取りされ、おばけが出そうな不気味な山の中を、犯人を捜して進んでいきます。
そのころ、自分のお店をメチャクチャに荒らされたことに気がついた「わんわんちゃん」もまた山へと入っていきました。
果たしてお団子を食べた犯人は誰なのか、日本の昔話にでてきそうなおばけの山を舞台にしたクスリと笑えるお話です。
ここがポイント!
2歳の子供にとてもウケました。
毎日のように読んでくれとリクエストされました。
とくに迷路のようになっているページがあるのですが、そこが好きなようです。
迷路をたどるような動作をして楽しんでいます。
遠出するときもこの絵本を持って行けば退屈せず、精神安定にもなって大助かりです。
大人の目から見てもユーモラスで飽きない一冊です。
おこりんぼママ
発行日 | 2000年11月 |
出版社 | 小学館 |
著者 | ユッタ・バウアー |
こんな物語
ものすごくママに怒鳴られた子供のペンギンは、ショックのあまりバラバラになってとんでいってしまう。
足だけになった子ペンギンは、世界中にちらばった身体を探そうとするけれど、目がなければ何も見えないし口がなければ助けも呼べない。
ママと子ペンギンはどうなってしまうのか。
ユーモアたっぷりに、怒られた子供の気持ちを表現している絵本です。
ここがポイント!
親目線でも共感できて、子供も面白がってくれるからです。
ショッキングな内容だと思う方もいるようですが、私は親子が仲直りする様子を湿っぽくならず、カラッと面白く描いた楽しい本だと思います。
文章も短く、子供が覚えてマネしています。
海外で書かれた絵本を日本語訳した作品ですが、どこの国のママも似たようなもんだなぁとしみじみ思えます。
うずらちゃんのかくれんぼ
発行日 | 1994年2月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | きもと ももこ |
こんな物語
お母さん達がエサを食べている間に、うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼを始める。
色んな場所でかくれんぼをするが、どちらも譲らず互角の戦い。
かえるや蜂など、色んな生き物たちがうずらちゃんとひよこちゃんに関わってくる。
最後に雨が降ってきて黒い大きな影が迫ってくるが、それはうずらちゃんとひよこちゃんのお母さん達だった。
めでたしめでたしという内容のお話。
ここがポイント!
まず、絵柄が可愛い。
線は細いが、鳥の特徴をよく捉えており色彩豊か。
また、うずらちゃんとひよこちゃんの掛け合いが愉快で楽しい。
小さい頃に自分もかくれんぼをよく友達と近所でしていたのを思い出し、大人になって忘れていたあの頃の新鮮な気持ちを思い出せる。
最後の最後にかえるがバイバイしているかのごとく、手を挙げているのが面白い。
ぜったいにおしちゃダメ?
発行日 | 2020年1月 |
出版社 | サンクチュアリ |
著者 | ビル・コッター |
こんな物語
このボタンはぜったいに押さないでください、大変な事が起こりますよ!という誘い文句?から始まる。
ちょっとだけ押して!もう一回押して!もっと押して!とどんどん進んでいきます。
その後は絵本を降って!お腹を触って!などの指示があり、最後は………という内容です。
案内するのはモンスターのようなキャラクターです。
ここがポイント!
ぜったいに押さないで!ボタンをこっそり押しちゃおうよ!絵本を降って!などの最初から最後まで参加型の文章でまとめられています。
子供は大喜びで最後まで夢中でした。
ボタンも思わず押したくなるようなイラストになっており、読んでいる大人もとても楽しめると思います。
文字も少ないので、うちの5歳はよく下の子に読んであげています。
しんせつなともだち
発行日 | 1987年1月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 方軼羣(ファン・イーチュン) |
こんな物語
雪がたくさん降って寒い冬、おなかを空かせた子ウサギが食べ物を探しに出かけて、かぶを二つみつけます。
一つ食べると十分なので、もう一つはきっとお腹を空かせているだろうお友達のろばさんへあげに行きますが、ろばさんは留守でした。
家に帰ってきたろばさんは置いてあるかぶをみて、きっとお腹を空かせているだろうまた別のお友達のところへあげに行きます。
ここがポイント!
お友達のことを思いやり、その優しい心がまた別のお友達に伝わっていく様子が素晴らしいです。
見返りを期待することなく、ただ他者のことを思える人に育ってほしいと思う親なので、ぴったりの内容です。
また野菜の絵と名前を覚えるのにも、動物の名前を覚えるのにも役立ちます。
文章も易しく、丁寧で正しい言葉遣いで書いてあるので安心できるおすすめの絵本です。
きんぎょがにげた
発行日 | 1982年8月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 五味太郎 |
こんな物語
水槽に一匹だけいたきんぎょが逃げ出して、どこに逃げたのかを探していく絵本です。
カーテンの水玉模様に混じったり、鉢植えの花に混じったり、たくさんのキャンディに紛れてみたり。
あちこち居場所を変えながら移動するきんぎょが最後にたどり着いたのはたくさんの仲間のきんぎょがいる水槽の中でした。
このきんぎょはひとりぼっちがさみしくて仲間をさがしていたのかもしれません。
ここがポイント!
水槽から逃げ出したきんぎょがどこに逃げたのか、一緒に探しながら読みました。
次はどこかな?ここにいたね!など絵本を読みながら会話も楽しめました。
フルーツの絵やトラック、ロケット、風船などの絵もあり、文字は少ないながらも絵を見ながら楽しむことのできる一冊です。
最後には仲間のきんぎょの群れの水槽で落ち着き「もうにげないよ」と、居場所を見つけることができたことも一緒に喜ぶことができました。
おおきなかぶ
発行日 | 1966年6月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | A・トルストイ |
こんな物語
おじいさんがカブを植えたら、大きくなりすぎて一人で引っ張ろうとしても抜けず、おじいさんがおばあさんを呼んで一緒に引っ張って。
でも、抜けず、おばあさんが孫娘を呼んできて、3人で引っ張って、それでも抜けず。
次に孫が犬を呼んできて、3人と1匹で引っ張って、それでも抜けず。
今度は犬が猫を呼んできて、3人と2匹で引っ張って・・・で、最後は抜けました
ここがポイント!
リズムがよく、次々と登場してくる人や動物たちと繰り返す表現の内容なので、小さいときからでも楽しめると思います。
横長の本に余り背景が書き込まれていないので、登場人物とカブを目で追いかけやすいと思います。
なんと言っても小学校1年生の教科書に出てくるので、幼い子どものときから親しんでおくと勉強嫌いにならないかと思います。
おやおやおやさい
発行日 | 2010年6月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 石津ちひろ |
こんな物語
おやさいのマラソン大会のお話です。
いろんな野菜たちがゴールに向かって走っている場面を描いており、リアルで繊細な絵で楽しめます。
おやおやおやさいの題名にあるとおり、テンポのいい繰り返し言いたくなるような文章がとても面白いです。
「きゅうりはきゅうにとまれない」などダジャレのような文章とその場面を野菜が表情豊かに表現されています。
ここがポイント!
「きゅうりはきゅうにとまれない」「そらまめそろってマラソンさ」
などテンポよく短い文章なので、繰り返し読んでいるとすっかり覚えてしまうほどです。
買い物や料理をするときにその野菜を見るとつい口ずさんでしまうような中毒性のある文章です。
わが子も保育園時代繰り返し読んだので、字が読めなくてもすっかり覚えて、自分でページをめくって楽しめるようになりました。
ミッケ!
発行日 | 2001年12月 |
出版社 | 小学館 |
著者 | ジーン マルゾーロ |
こんな物語
子供と一緒に大人も楽しめる糸井重里さん翻訳の探し絵本です。
ページごとにテーマがあり色とりどりのフィギュアやミニカー積み木などが隠されている写真絵本です。
何度も楽しめて読むたびに新しい発見があります。
「○○どこだ?」と子供とコミュニケーションを取りながら読むことができます。
まだ言葉がしゃべれない乳児でも見ているだけで十分楽しめる作品です。
ここがポイント!
表紙が綺麗で購入してみたこの絵本ですが、当時まだ2歳に満たないの息子が思いのほか食いつき自分から読んでほしいと持ってくるようになりました。
指差しや言葉を楽しみながら自然に覚えることもできます。
色彩豊かで見ているだけで大人も一緒に驚いたり楽しんだり、本当に何度も何度も読んでいます。こんなに長く楽しめる絵本も珍しいのではないでしょうか。
おべんとう めしあがれ
発行日 | 2014年5月 |
出版社 | 視覚デザイン研究所 |
著者 | 高原美和 |
こんな物語
高原美和さんが丁寧に丁寧に描かれたのが伝わってくるとても美しくておいしそうなお弁当が描かれた絵本です。
ページをめくるたびに食欲をそそるお弁当が描かれており、「資格デザインの絵本」とうたっているだけあって本当に絵を見ているだけで楽しめる作品です。
あまり食に興味がないお子さんに悩んでいる方に試してみていただきたいです。
ここがポイント!
2歳を過ぎ偏食がひどくなった息子のために「ごはん」をテーマにした絵本を何冊か購入しました。
その中でも一番よく読んでくれて効果のあった絵本がこの「おべんとう めしあがれ」です。
お弁当のおかずやおにぎりの一つ一つがおいしそうにかわいく描かれていてページをめくるたびに「わー!」と声を上げていました。
ノンタン ぶらんこのせて
発行日 | 1976年8月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | キヨノ サチコ |
こんな物語
「のんたん のんたん ブランコのせて」「ダメダメ」というやり取りを繰り返しながら話は進みます。
はじめはブランコを譲らなかったノンタンですが、終盤には、みんなで一緒に数を数えて順番を代わるというおはなしです。
ノンタンの表情の移り変わりがとてもかわいくて、大人が見ていてもほっこりできる、そんな絵本です。
ここがポイント!
ノンタンは最初、ブランコに乗りたい友達が来ても順番を譲りませんが、終盤では受け入れて譲ります。
絵本を読むと、子どもたちは順番を代わるというルールを覚えられます。
また、途中で「いーち、にーい、さーん、し…」と、数字を数える歌が出てきます。
この歌で、子どもたちは1から10まで覚えられるので、とてもおすすめです。
【3歳向け】おすすめ絵本
ねずみくんのチョッキ
発行日 | 1974年8月 |
出版社 | ポプラ社 |
著者 | なかえ よしを |
こんな物語
お母さんが編んでくれたのは赤い素敵なチョッキ、だからそれを見た動物たちはみんな着てみたくなります。
でも小さなねずみくんの小さなチョッキなのに豚さんとかがちょうさんとかが「大丈夫」って言いながら無理やり着るので大変なことに、最後はぞうさんまで出てくるのです。
当然、チョッキは伸びてしまいます。
最後はそれを着て、とぼとぼとねずみくんは帰っていくのです。
ここがポイント!
とぼとぼと帰っていくねずみくんが可哀そうで子供ながらに考えさせられる作品だと思います。
途中の次々と大きな動物たちが無理やり窮屈そうにチョッキを着ているシーンはユーモラスさもあり、そんな着れるわけないよと子供と一緒に楽しめるのです。
次はどんな動物が出てくるのかというワクワク感もあり、ゾウが出てきた時に気持ちはマックスになるでしょう。
バムとケロのさむいあさ
発行日 | 2011年5月 |
出版社 | 文溪堂 |
著者 | 島田ゆか |
こんな物語
犬のバムとカエルのケロちゃんという主人公が、池で凍ったアヒルを見つけて一緒に遊ぶ話です。
カイちゃんというそのアヒルを、ケロちゃんがこれでもかと可愛がり、それをバムがまるで親子のように見守ったりちょっと怒ったりする絵本です。
ケロちゃんのイタズラが可愛くて癒されます。シリーズ作品で、他の本も人気があります。
ここがポイント!
読んでいて、ちょっとクスリとなる部分が多く、子供も必ず笑います。
例えば、バムとケロちゃんの他に、小さなキャラクターが2匹登場するのですが、そのキャラを探すもの楽しみです。
とくに「おじぎちゃん」という、うさぎのようなキャラが不思議すぎて必ず変な場所にいます。
それから、ケロちゃんの行動が子供には本当ツボのようで、楽しく読むことができます
くろくんとふしぎなともだち
発行日 | 2004年8月 |
出版社 | 童心社 |
著者 | なかや みわ |
こんな物語
クレヨンのくろくんが主人公で、他のクレヨンたちと船や新幹線を見に行きます。
実はその船や新幹線はねんどくんが変身したものでしたが、クレヨンたちは大きな紙に町を描き、新幹線を走らせます。
途中、スピードを出しすぎて壊れてしまうのですが、みんなの助けもあってトロッコへ変身し、みんな仲良くトロッコに乗って楽しむ、というお話です。
ここがポイント!
結構長い間楽しむことができる絵本です。
電車がわかるようになった2歳くらいから読み聞かせしていました。
最初は、電車やカラフルなクレヨンに反応していましたが、3歳くらいになると、自分でも絵を描いてみたり、黒いクレヨンにクロくんと名前をつけてみたりと、楽しみが広がっていきます。
また、お友達との付き合い方も少し学べると思います。
どんぐりむらのどんぐりえん
発行日 | 2013年9月 |
出版社 | 学研プラス |
著者 | なかや みわ |
こんな物語
どんぐりむらシリーズはパン屋さんや帽子屋さんなど他にもあります。
どんぐり村にすむ色々な木のどんぐりの子供達が園ですごす様子が描かれています。
朝、お母さんと離れるのが悲しくて泣いてしまう子がいたり、おさんぽや給食をワイワイ食べたり、楽しい様子が描かれています。
お店やさんごっこの準備をしてパパ、ママを招待します。
ここがポイント!
幼稚園に通いだしたお子さんにオススメです。
可愛らしいどんぐりのキャラクターが、園で過ごす日常が楽しく描かれているからです。
お話も素敵ですが、細部まで絵が丁寧に描かれているので、子供も読み聞かせている間に色々な発見をしながら1ページ1ページ熱心にのぞいていました。
自分の園生活と重ねて何度も読み込んでしまう1冊です。
ぼくにげちゃうよ
発行日 | 1976年9月 |
出版社 | ほるぷ出版 |
著者 | マーガレット・ワイズ・ブラウン |
こんな物語
ある日家から逃げ出そうと思った一匹の子ウサギが、お母さんウサギにそれを伝えます。
するとお母さんウサギは『それならお母さんは○○になっておまえをおいかけますよ』といいます。
その答えに子ウサギが『それならぼくは○○になって・・・』と二匹は頭の中で高い山や綺麗な庭、空や海やサーカスなどを巡りながら冒険を続けます。
ここがポイント!
少し反抗心や冒険心の出てきた子供に、母親が大きな心と愛情で包み込む様子が美しいと感じます。
子供を否定することなく親の偉大さを感じさせる一冊で、ぜひいろんなお父さんお母さんに読んでいただきたいと思います。
また絵も色彩豊かで美しく、子供と一緒に見ながらこれは何、これは何のお花、と尋ねながら楽しめます。
お話の最後にお母さんウサギが子ウサギに『おまえを抱きしめますよ』と優しく伝えるシーンがあります。
絵本を読みながら実際にギュッと抱きしめるとより子供たちも喜んでくれると思います。
手袋を買いに
発行日 | 1988年3月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | 新美南吉 |
こんな物語
キツネの親子がいました。
寒い冬に子ギツネの手はしもやけで赤くなりました。
母親ギツネは子ギツネの手を片方だけ人間の手に変えました。
そして、お金を持たして、町に送り出しました。
子ギツネは1匹で夜の町に向かいました。
町に着いたら、お母さんに言われたとおり帽子屋さんを探し出しました。
自分の手を出して、この手に合う手袋をくださいと言いましたが、出した手はキツネの方の手でした・・・無事に買って母狐の元に戻ってこれてよかったというお話。
ここがポイント!
新美南吉さんが書いた心温まるお話です。
同じ新美南吉さんの作品でキツネが出てくるごんぎつねより私がこっちが好きなので、この本の方をよく読み聞かせていました。
絵も柔らかい絵なので好きでした。
なんと言っても小学校の国語の教科書に出てくるので(ごんぎつねも出ますが・・・)勉強嫌いにならないかと思ってこの本を読ませていました。
マドモアゼル・シック すてきな女の子になるレッスン
発行日 | 2018年11月 |
出版社 | 大和書房 |
著者 | ジェニファー・L・スコット |
こんな物語
エマちゃんという女の子が「すてきな女の子」=マドモアゼル・シックになるためにお母さんにレッスンをしてもらうことになります。
エマは5日間に分けて
「礼儀正しいふるまいや挨拶」「お部屋をきれいにするコツ」
「お友達と喧嘩したときの仲直りの仕方」「すてきな姿勢」
などのレッスンを通して様々なことを学んでいきます。
ここがポイント!
娘が3歳の時に買いました。
女の子に伝えていきたいことがたくさん詰まっています。
絵本だと押し付けにならずすんなり伝えられる気がします。
絵も可愛く、娘に読み聞かせていたら小学生の姪も気に入ったようで後日買っていました。
少し長いですが、小さい子にはエマと同じように1日1レッスンずつ読むことができます。
お話が上手になってきた頃から小学生まで幅広くオススメできる本だと思います。
わにわにのおおけが
発行日 | 2010年3月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 小風さち |
こんな物語
「わにわに」という結構リアルな顔立ちのワニが主役の絵本です。
わにわにが工作をしていて、けがをしてしまい、自分で手当をします。
包帯を何度も何度も巻いて、ようやく工作の続きに取り掛かることができます。
怪我をしながらもダンボールを塗ったり切ったり貼ったりしながら携帯電話を一生懸命作ったわにわにがとてもかわいい物語です。
ここがポイント!
子供は、同じ言葉を繰り返すことが大好きですので、工作をしているときの「きっておってはって」や
包帯を巻くときの「ぐるぐるぐる」という繰り返しのフレーズを楽しそうに聴いてくれるので、とてもおすすめです。
3歳〜4歳くらいになると、自分でこのフレーズを繰り返しながら読んでくれるようになり、成長も感じられる一冊だと思います。
ちょっとだけ
発行日 | 2007年11月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 瀧村有子 |
こんな物語
下の子がまだ生まれて数か月のお姉ちゃん(おそらく3~4歳くらい)が『ちょっとだけ』我慢して『ちょっとだけ』自分でがんばって奮闘するお話。
のどが渇いたので牛乳を飲みたいけれど、お母さんが下の子につきっきりで忙しいから自分で冷蔵庫から出して牛乳をこぼしながら注いだり、
自分で髪を結ってみたり、自分でブランコをゆらしてみたり・・・でも眠くなってお昼寝をしたい時に『ちょっとだけ』甘えたいとお母さんに言います。
ここがポイント!
お姉ちゃんになって下の子のために我慢しなくてはいけないところも理解しようとしてがんばっている姿に胸を打たれます。
色々今まで自分でやらなかったこともやってみたり。
甘えたい気持ちと葛藤している気持ちが痛いほど伝わり、まだ小さくて自分の気持ちを表せない子供の代弁をしているようでした。
つい読んでいる母親としても涙してしまいました。
ちょうど、うちの子が初めてお姉ちゃんになる時に読んであげていて、今でも母子思い出の絵本です。
ぶたのたね
発行日 | 1989年10月 |
出版社 | 絵本館 |
著者 | 佐々木マキ |
こんな物語
走るのが遅いオオカミがいました。
ブタを一度も食べたことがありません。
悔しがっているオオカミにキツネ博士がぶたのたねをプレゼントしてくれました。
早速家に帰り種を植えました。
芽が出て木になり、ブタの実が出来ました。
初めてブタを食べられると大喜びのオオカミです。
しかし目覚めたブタはすたこらとオオカミの元から逃げてしまいました。
ここがポイント!
悪者のオオカミの絵本は多いですが、この絵本のオオカミは少しマヌケです。
ブタにからかわれています。
念願のブタを食べられると思うとハプニングが起き、クスッと笑えます。
頑張れと応援したくなる内容です。
絵がはっきりとしていて可愛らしく見やすいと思います。
【4歳向け】おすすめ絵本
おしいれのぼうけん
発行日 | 1974年11月 |
出版社 | 童心社 |
著者 | ふるた たるひ |
こんな物語
とある保育所の中にあるおしいれには、悪いことをした子がおしおきのために入れられます。
そこには地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんがいるといわれているからです。
主人公のあきらとさとし。
ふたりはお昼寝前にミニカーの取り合いでけんかをして先生におしいれに入れられてしまいました。
喧嘩っ早いけど勇気のあるあきら、怖がりだけど優しいさとし。
ふたりの前にあのねずみばあさんが現れ、やっつけようと追いかけてきます。
ここがポイント!
今どきではもしかしたら虐待といわれてしまう作品かもしれません。
少し長いけど、保育所の日常を知っている子供たちならきっとすぐに物語に入ることが出来るでしょう。
天井のシミ、壁に開いた穴…大人になってしまうとありえないと思うこともあるかもしれませんが、子供特有の想像力で次々に起こるハラハラドキドキな展開を解決していきます。
なつみはなんにでもなれる
発行日 | 2016年11月 |
出版社 | PHP研究所 |
著者 | ヨシダ シンスケ |
こんな物語
なつみがお母さんを相手に、独創的なアイデアと身近にあるアイテムを使って、「これはなんだ?」と何になりきっているのかのクイズを出していきます。
けれども、その独創的すぎる発想にお母さんは全く正解を答えることができません。
そんなお母さんに「どうして分からないのー!」と地団駄を踏んでしまったなつみ。
絵本の衝撃的な結末には「あるある」とうなずいてしまうパパやママも多いのではないでしょうか。
ヨシタケシンスケさんのユーモアがたっぷりつまった作品です。
ここがポイント!
大人も子どもも笑わずにはいられない、嘘偽りなく一緒に楽しめる作品です。
楽しいだけではなく、子どもの「あるある」を的確に表現しているヨシタケシンスケさんの感性にも驚かされます。
子どもの心を持ったまま大人になったような方なのでは、と勝手に考えてしまいます。
自分も日頃の子どもの行動をヨシタケさんのような角度で見ていくことができたら、子育てのイライラも笑いに変えていくことができるよな気がします。
面白いだけでなく、子育てを楽しむヒントにもなる絵本です。
そらまめくんのベット
発行日 | 1999年9月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | なかや みわ |
こんな物語
そらまめくんが、ある日突然なくなってしまった自分のベットを探して旅に出るお話です。
旅の途中で、新しい生命の誕生の場面に出会います。
親鳥が自分のベットを使っていることに気付き葛藤するのですが、優しさをもって最後まで見守りつづけます。
最後にはまわりの友だちともベットを持ち帰って喜び、なかよくなれます。
ここがポイント!
はじめは、自分勝手でいじわるな面もあったそらまめくんが、自分のベットをなくします。
それに伴ってたくさんの友だちの優しさに気付いたりすることで、まわりの人への思いやりを持つことができるという内容がおすすめです。
子どもにも、まわりの人と協力して、助け合って生活していくことの大切さを伝えることができると思います。
3じのおちゃにきてください
発行日 | 2006年1月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | こだまともこ |
こんな物語
小川から流れてきた笹舟にあったのはお茶会の招待状、まりちゃんはゆきとくん・あり・リスや牛たちと共に地図の場所へと向かいます。
それぞれ牛乳や砂糖・くるみを持ったまま行った先は「みどりのみどり」という名前のカエルの家。
しかしケーキを皆のところに持っていこうとしたカエルはこけてぐちゃぐちゃにしてしまうのです。
でも皆が持っている材料でケーキが作れる、協力してお料理して3時のお茶会が無事開かれます。
ここがポイント!
見せ場はなんと言っても「みどりのみどり」がこけてケーキをひっくり返してしまうシーン。
大画面での姿に思わず皆ため息が出てしまいます。
招待状を出したのは誰だろう、みんなどんな荷物を持っていくのかなど地図を片手に行くシーンもワクワクします。
卵や砂糖・小麦粉など家にある材料ばかりですから、読んだ後はケーキ作りしたくなります。
はらぺこあおむし
発行日 | 1976年5月 |
出版社 | 偕成社; 菊倍横版 |
著者 | エリック・カール |
こんな物語
生まれたばかりのあおむしがお腹を空かせて毎日違うものを食べていきますが、全然おなかは満たされません。
腹ペコなあおむしはその後もたくさん食べていきますが、ある時おなかを壊してしまいます。
そこで本当に自分に合った食べ物を見つけて食べ、落ち着いたあおむしはさなぎになります。
そしてしばらくするととても美しい蝶になるというお話です。
ここがポイント!
絵本の中で出てくる食べ物はほとんどが外国の食べ物で日本には馴染みがないため、食べ物に興味を持つとそこから外国への視野が広がります。
また、あおむしがあおむしらしくない食べ物を食べて空腹が満たされないこと。
おなかを壊してしまうことが、あおむしに合った食べ物を食べることで改善され、蝶へと成長を遂げられます。
身の丈にあった生活をするということも勉強できる絵本です。
もったいないばあさん
発行日 | 2004年10月 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 真珠まりこ |
こんな物語
もったいない、という言葉を今の子供は知ってる?
もったいない事をすると、もったいないばあさんがくるよ。
普段子供達がよくする“もったいない事”でおばあさんが色んな事を教えてくれます。
子供自身がしているもったいない事を振り返りながら、子供自身がどうしていくかを学びながら親子で楽しく読める内容だと思います!
ここがポイント!
子供が保育園から借りてきたのですが、親子で笑いながら読めました!
イラストも文章も親しみやすいです。
そして子供自身も心当たりあるような“もったいない事”をおばあさんがコミカルに色々な方法で解決してくれます。
生活習慣を見直しながら、こらからどうしていくかを楽しみながら学べると思います。
子供も気に入って、1年の間に3回も借りてきました(笑)
もりのなか
発行日 | 1963年12月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | マリー・ホール・エッツ |
こんな物語
森の中をらっぱを持った男の子が、勇気を持って探検にでかけます。
最初は一人だけどもどんどん色んな動物に出会い、男の子の吹くラッパに惹かれて隊列を組んで探検についていきます。
その探検もみんなでダンスしたり、ピクニックをしたりと楽しみながら勧めていきます。
探検の最後にみんなでかくれんぼをしたところ、動物のみんなは帰ってしまいます。
そしてお父さんが迎えに来て男の子の探検は終わります。
ここがポイント!
森の中を小さな男の子の探検が進んでいくという物語の展開が面白く、どんどん仲間が増えていく楽しみがあります。
でも祭りはいつか終わらないといけない、楽しい時間には必ず終わりがくる、という児童文学や絵本の不文律をきちんと描いているところが良いです。
男の子の探検の終わらせ方も実に自然で、深みがあります。
だいじょうぶだいじょうぶ
発行日 | 1995年10月 |
出版社 | 講談社 |
著者 | いとう ひろし |
こんな物語
おじいちゃんと孫が登場する絵本です。
おじいちゃんとお散歩をするのが日課の孫は、そのお散歩を通して心配事も不安も怖いことも生きていれば当たり前に感じることでそんなに考え込まなくても大丈夫なんだよ。
ということをおじいちゃんが教えてくれます。
冒険のように思える散歩の中で、ちょっとした出来事や日常の些細なことを孫とおじいちゃんが共有し、心を育んでいく物語です。
ここがポイント!
おじいちゃんと孫のやり取りが暖かく、1つ1つの問題から学べることがたくさんある本だなと思いました。
大人にとって当たり前に思うことも、子供にとってはとても怖いことで不安に思うものだという気づきを与えてくれました。
とても心が暖かくなる作品で、子供のみならず親も考えさせられますし、最後は胸がキュンとするような感動も得られ良い作品です。
これなんなん?
発行日 | 2019年4月 |
出版社 | くもん出版 |
著者 | くりはらたかし |
こんな物語
ポッカリ島にすむタヌキたちが、島に流れ着いた人間の道具の使い道を考えるお話です。
Tシャツ、ホース、傘など、私たちの日常でよく使うものを海で拾ったタヌキたちが物知り長老に「これなんなん?」と使い方を教えてもらいます。
長老は人間の世界に詳しいと言っていますが実は全然知らないので一生懸命使い方を考えています。
ここがポイント!
普段の生活で使っているものを、新しい使い方をしているタヌキたちがとてもかわいらしいです。
表紙に乗っている道具たちをタヌキたちが実際に使っている描写のページもあり、「えー、こんな使い方を!?」とニヤニヤしてしまいました。
娘は「これなんなん?」という響きも好きなようです。
長老が困ってしまうようなものをタヌキが拾うこともあるですが、そのシーンは爆笑でした。
ぐりとぐら
発行日 | 1967年1月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | なかがわ りえこ |
こんな物語
ぐり、ぐらの二匹のネズミが巨大な卵を使って大きな大きなカステラを作る話です。
大きなハプニングもなくほのぼのとした展開で、ぐりとぐらがカステラを作る工程が可愛く描かれています。
完成した大きなカステラは森の動物たち皆で仲良く食べるというぐりとぐらの優しさ溢れる終わり方をしています。
美味しいお菓子を皆で食べる幸せを感じられる作品です。
ここがポイント!
怖い展開が全くないこと、絵を見るだけでも話の展開がわかるのでどんな子にも読みやすいです。
カステラを作る時の道具や、最後に出る色々な動物などの名前を教えたりして読み聞かせするのもいいと思います。
こどもが大きくなれば真似してカステラを作ってみたりするのもおすすめです。
親子の会話が増えるような作品だと思います。
バルバルさん
発行日 | 2008年3月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 乾栄里子 |
こんな物語
とこやのバルバルさんのお店に、動物たちがやってきます。
ライオンの髪を溶かしてあげたり、ワニにカツラをつけてあげたり、羊の毛を剃ってトイプードルみたいにしてあげたり、リスの身体を洗ってあげたりするお話です。
いつもは普通に人間のお客さんがくるのに、その日は動物ばっかりでおかしいなと思ったら、猿のいたずらで看板に”どうぶつの”と書き加えられていました。
ここがポイント!
なんとも言えない味のあるタッチの絵でとても好きです。
絡まっていたライオンのたてがみがきれいさらさらになったり、ワニがカツラをつけて上機嫌になったり、みんな動物たちがきれいになって喜ぶ姿が可愛いくて癒されます。
バルバルさんは神。
バルバルさんのファンクラブがあったら絶対入りたいです。とても大好きな絵本です。
くれよんのくろくん
発行日 | 2001年10月 |
出版社 | 童心社 |
著者 | なかや みわ |
こんな物語
新品のくれよん達は箱の中でたいくつにしていました。
ある日新品のまんまなんていやだときいろくんが飛び出して、画用紙をみつけて蝶々をかきました。
そして他の色のくれよん達も呼んで画用紙いっぱいに絵を描きはじめました。
そこにくろくんがやってきて、僕はなにをかいたらいいの?と言うと、みんなはくろくんはまにあっていると、仲間に入れてくれませんでした。
しばらく楽しそうにしていたクレヨン達は夢中になりすぎて絵がめちゃくちゃになって騒ぎ始めました。
ここがポイント!
十人十色でそれぞれみんなが集まって良いところも悪いところもあって、それを認め合うのが素晴らしいということを伝えたくて買いました。
幼稚園に入るくらいの3〜4才くらいの子どもはどうしても言葉なく喧嘩することが多くて心配な頃に読み聞かせていたように思います。
子どもも気に入ったようで何度も読んでと読み返しました。
からすのパンやさん
発行日 | 1973年9月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | 加古里子 |
こんな物語
からすのパンやさんの家族のお話です。
いずみがもりの木の上に、うちとお店があります。
からすのパンやさんは、お父さんとお母さん、そして4羽の赤ちゃんが生まれ、6羽家族になりました。
パンやさんは朝から忙しく、子供たちのお世話も大変でお店がだんだんちらかってきてしまい、パンが売れなくなってきてしまいました。
その売れ残ったパンやこげたパンは子供たちのおやつになります。
ここがポイント!
私が子どもの頃大好きだった絵本です。
よく母に読んでもらって、話の内容や絵を覚えています。
私の子供も色んな美味しそうなパンが出てきたりするので大好きでよく読んでいます。
からすのパンやさんは、家族全員で一生懸命な姿や、明るく過ごしている所が素敵です。
どの世代の方にもおすすめできる、読み終わったあと元気がでる、パンが食べたくなる一冊です。
【5歳向け】おすすめ絵本
ともだちや
発行日 | 1998年1月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | 内田麟太郎 |
こんな物語
森に住むきつねは、【ともだちや】と書かれたのぼりをかかげて森の中を歩きます。
「ともだち1じかん100えん、ともだち2じかん200えん」おやつを食べる仲間やゲーム相手など、時間制でともだちになってその日その日を暮らしていたんです。
でも、そんな時1匹のおおかみに出会います。
ドキドキしながらおかねをもらおうとすると、おおかみから思いがけない言葉をかけられます。
ここがポイント!
SNSの普及など顔の見えない“ともだち”が増えた現代。
学校や保育所などの中でも、強い子、弱い子がいたり、周囲に合わせてしまう子や自分を持った子などいろいろな子がいますよね。
そんななか、本当の“ともだち”ってなんだろうときつねを通して考えさせられる作品です。
シリーズは全部で11集の大人気のシリーズ。ぜひ人間関係に悩む大人にも読んでほしいです。
ぐるんぱのようちえん
発行日 | 1966年12月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 西内ミナミ |
こんな物語
ぞうのぐるんぱがお仕事探しをする絵本です。
大きな像のぐるんぱは体も汚くて一人ぼっちだったけれど、他の象たちがぐるんぱを働きにだすために、身体を洗って町へ送り出します。
ビスケット屋さんで働きますが、大きなバスケットを作って大失敗。
靴屋さんピアノ屋さん、車屋さんでお仕事しても、どれも大きなものをつくってしまって失敗ばかり。
でも最後には大きなビスケットや靴やピアノ、車を使って幼稚園にすると、たくさんの子どもたちが集まって幸せに暮らすお話です。
ここがポイント!
私が小さな時に読んでいました。
小さな時は失敗ばかりのぐるんぱがあまり好きではなかったのですが、大人になってあらためて読み直し、頑張れば必ず自分の居場所はあると伝えている絵本でした。
一生懸命その場所で頑張れば、必ず必要としてくれる人はいるんだよと我が子に伝えたいです。
さっちゃんのまほうのて
発行日 | 1985年10月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | たばた せいいち |
こんな物語
生まれた時から右手の指がない女の子さっちゃん。
幼稚園で友達とままごと遊びをする際にお母さん役の取り合いっこになり、
「手がないからお母さんにはなれない」
といわれ、幼いさっちゃんがは自分の手が皆と違うのだとという事を知り深く傷つきます。
母に手がない事を問うさっちゃん、両親はさっちゃんに愛情深く優しく語りかけ、さちゃんも自分を受け入れていき自身を取り戻していきます。
ここがポイント!
回りの人とは少し違う自分、心ない言葉や、辛い思いを両親や友達との関わり合いの中で乗り越えていく姿は、子供達の心にしっかり伝わります。
子供も友達との交流の中で色々と傷つけ傷つけられている事があるはず。
それでも友達を許し受け入れる、絵本を通して学べる良い絵本です。
また親の私達も子育ての中で、子供との向き合い方が分からなくなる事がありますが、焦らずゆっくり子供と向き合う事の大切さを教えてくれます。
100万回生きたねこ
発行日 | 1977年10月 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 佐野洋子 |
こんな物語
船乗りの猫、おばあさんに飼われていた猫、サーカスの猫と色々な猫となって100万回生まれかわっては、飼い主の元で死んでいきます。
飼い主たちがとても猫の死を悲しみましたが、飼い主が嫌いだった猫は別れを悲しむ事はありませんでした。
のら猫に生まれ変わった時、1匹の白猫と出会い子供ができます、やがて白猫は亡くなりました、猫は悲しみ100万回泣き続ました、猫もやがて死に二度と生まれ変わりませんでした。
ここがポイント!
何度も生まれ変わる猫、飼い猫として窮屈な思いしか感られず、自分が以外に大切なものなどないまま、大切な事を学ばないまま、死んでいきます。
そんな猫も大切なパートーバーをみつけ悲しみをしり、生まれ変わらなくなる、難しい内容のようですが、子供達は悲しむ猫を可哀そうと言うものの、生まれ変わらなくよかったねと言っていました、幸せ知った猫の事が子供心にもわかるのだと思います。
大切な人がいる幸せを感じられる絵本です。
パンダ銭湯
発行日 | 2013年8月 |
出版社 | 絵本館 |
著者 | tupera tupera |
こんな物語
パンダの親子が仲良く銭湯に行きます。
黒い靴下を脱いで、黒いお洋服を脱いで、黒いサングラスを「チャッ」と外して、お風呂でごしごしと耳を洗ったら、あらあら、パンダじゃなくて、白くまじゃないですか!
そして、お風呂から上がった白くまならぬパンダは、黒い洋服をきて、黒い靴下をはいて、耳は黒いやつを塗って、サングラスを「チャッ」とかけて、またパンダになっておうちへ帰ります。
ここがポイント!
最初読んだ時に、涙が出るくらい大爆笑しました。
パンダがどんどん脱いでいったら、白くまになってしまうなんて、なんて洒落が効いているのでしょう。
そして、絵のタッチもふくめ、とてもシュールです。
子どもも大爆笑していましたが、この絵本は大人が読んでも面白いです。
読んだらきっとパンダの秘密を知ることが出来ます。
かようびのよる
発行日 | 2000年5月 |
出版社 | 徳間書店 |
著者 | デヴィッド ウィーズナー |
こんな物語
とあるアメリカの田舎町に起こった出来事を書いた絵本です。
火曜日の夜、寝静まった街の上空に、数え切れないくらいのカエルが空を飛んでやってきます。
飼い犬などが吠えたりするなかをかえるたちは人間の暮らしを覗き見ますが、人間だけが全く気が付かないでその不思議な風景が終わります。
翌朝、かえるがみんな去ったあとに、その爪あとを保安官などが調べますが真相は闇の中、という絵本です。
ここがポイント!
セリフが一切ない絵本ですが、文字で説明しなくても物語の展開が、ドライブ感あふれる描写で書かれており、迫力があります。
たくさんのカエルがアメリカの田舎町に飛んできて、人間たちの生活におじゃましても、人間だけが気が付かないところが面白いです。
物語の奇跡は終わらないよ!という含みがあって、読み終えた後のドキドキ感が持続します。
【小学生向け】おすすめ絵本
ないたあかおに
発行日 | 1965年12月 |
出版社 | 偕成社 |
著者 | 浜田 廣介 |
こんな物語
ずっと人間と仲よくなりたいと思っていた赤おにのために、青おにがある作戦を実行します。
赤おには、その作戦のおかげで人間たちと仲よくなることができ、とても喜んでいました。
しかし、青おには、二度と赤おにの前に姿を現すことはありませんでした。
赤おには、青おにがいなくなってから、青おにが残してくれた手紙に気付き、青おにの優しさに気付き、涙を流すというお話です。
ここがポイント!
赤おにと自分を重ね合わせて読むことで、青おにの優しさに感動します。
自分が犠牲になってでも、赤おにの願いを叶えてあげたいと願い、それを実行に移した青おには本当に優しい心を持っていますし、その心を子どもにも伝えたいなと思います。
人に優しくするとはどういうことか、子どもだけでなく、大人も考えさせられるお話です。
ぼくがラーメンたべてるとき
発行日 | 2007年8月 |
出版社 | 教育画劇 |
著者 | 長谷川義史 |
こんな物語
主人公の「ぼく」はラーメンを食べようとしています。
ぼくがラーメンをたべているとき、となりの友達はバイオリンの練習をしています。
そのまたとなりの〜、となりまちの〜、隣の国の〜とどんどん世界広がりますが、何をしているかはその所によって違います。
最初は僕と似たような環境で好きなことをしていた子どもたちでしたが、だんだん雰囲気が変わり僕とは正反対の状態になります。
ここがポイント!
今の幸せは当たり前ではないということを学ばせてくれる本でした。
ご飯を食べられることは当たり前ではない、家があって布団で寝て好きなことをできることはありがたい事なんだということを考えさせてくれる作品です。
親から子へ言葉で教えようと思ってもなかなか伝わりませんが、絵本として読むことによって伝わるものがあったと思います。
いたちのイジワリッチ・イタッチ
発行日 | 2010年8月 |
出版社 | 岩崎書店 |
著者 | ハンナショー |
こんな物語
意地悪なイジワリッチ・イタッチが、みんなをお誕生日会に招待するのですが、上から目線な招待状のため、誰も来ません。
しかし、イジワリッチ・イタッチが改心して、心を込めた丁寧なお手紙をみんなに書き、感謝の気持ちを伝えます。
すると、みんなお誕生日会に来てくれて、その後はたまにイタズラはするものの、仲良くなったというお話です。
ここがポイント!
自分が他の人に意地悪をしたり、威張ったりするとお友達は誰も寄ってこないよ、ということがわかります。
逆に、親切に接して感謝の気持ちを忘れなければ友達は自然と寄ってくるよ、ということもわかるところおすすめです。
イジワリッチ・イタッチの招待状の言い回しや言葉の使い方のの面白さも、おすすめポイントです。
名馬キャリコ
発行日 | 1979年11月 |
出版社 | 岩波書店 |
著者 | バージニア・リー・バートン |
こんな物語
賢い馬のキャリコとカウボーイのハンクはキャリコが赤ちゃんの頃からの友達でなんでも分かり合える仲です。
山のふもとのちいさな町で羊を追いながら暮らしていましたが、悪漢どもに目を付けられて大ピンチを迎えます。
そんな中キャリコが知恵を働かせて、悪者どもをやっつけます。
最後はみんなで楽しいクリスマスを迎える、ハラハラするけれども心温まるお話です。
ここがポイント!
本全体を通してモノクロの絵柄がとてもクールです。
登場人物も主役である馬のキャリコとハンクはもちろん、悪役までみんなキャラクターが魅力的です。
表紙の見開き部分にまるで映画のようなコマ割りのイラストが載っていて、細部まで凝って作られているのを感じます。
子供向けの絵本ですが、上質な西部劇のようで大人でも十分に楽しめます。
やさいのおしゃべり
発行日 | 2005年5月 |
出版社 | 金の星社 |
著者 | 泉なほ |
こんな物語
ある日きゅうり君はおばさんにスーパーで買われます。
おうちの冷蔵庫に入れられたきゅうり君は冷蔵庫の中でおばさんに忘れられて腐ってしまったナス君や傷んでしまって黒い斑点がでている大根さんなどに出会います。
きゅうり君は怖くなってしまって自分は本当に食べてもらえるのだろうかと心配する日々を過ごすことになりました。
しかもそのおうちに住む女の子はきゅうりが大嫌いという噂。
きゅうり君を中心としたおうちの冷蔵庫に眠る野菜たちの物語です。
ここがポイント!
子どもの野菜嫌いを克服させるためのようなお話ですが、親も一緒に考えさせられる話です。
食べ物を腐らせてしまい、もったいないと思いながらも何気なしに捨てている生活を考え直させてくれます。
子どもは野菜の気持ちを考えて、がんばって食べようという気持ちになり、親はため込み買いをせずに、無駄にしないように食べきれるだけの食べ物を買おうと思えるのでお勧めです。
めっきらもっきらどおんどん
発行日 | 1990年3月 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 長谷川摂子 |
こんな物語
主人公の少年は自作の歌をきっかけに不思議な世界へ行きます。
そこで出会った不思議な三人組は魅力的な遊びやたべものをくれて、楽しく遊び倒しますが少年はだんだんお母さんが恋しくなって、ついには元の世界に帰ってしまいます。
ひと夏の不思議な体験という雰囲気の内容です。
ここがポイント!
不思議な三人組との遊びが当時小学生の自分には本当に魅力的でした。
なかでも、おやつに食べる、樹になるおもちは本当に美味しそうで、今でも食べたくなるくらい印象に残っています。
こんなことあったらいいのにな、というこども心を表現した作品だと思います。
最後に主人公がちゃんと親元に帰ってくることも平和で安心な結末でいいです。
【英語学習向け】英語のおすすめ絵本
Poo Bum
発行日 | 2011年12月 |
出版社 | Gecko Press |
著者 | ステファニー・ブレイク |
こんな物語
イヤイヤ期でPOO BUMとしか喋らなくなってしまったウサギの話です。
「ごはんの時間よ」「お風呂の時間よ」「もう寝なさい」と言われてもPOOBUMとしか答えない子ウサギ。
ある日狼に「食べてもいいかい?」と聞かれてPOOBUMと答えしまったので食べらえてしまい、父ウサギが助ける羽目に。
その後PooBumは封印してハキハキと喋るようになるのですが…?という内容
ここがポイント!
色使いと絵が可愛くて、読み聞かせがおわったら子供部屋のインテリアにできそうなくらい可愛い絵本。
イヤイヤ期の子供にありがちな「物事に固執して同じ言葉を繰り返す」というような内容なので、子供に「これ誰のことかな?」と聞いてクスリと笑えるような内容になっています。
簡単な英語で書かれているので英語になれるのにもオススメです。
Bathtime for Little Rabbit
発行日 | 2017年8月 |
出版社 | Gecko Pr |
著者 | Joerg M?hle |
こんな物語
リトルラビットを通してどのようにお風呂に入るのかを教えている本です。
リトルラビットがお風呂に入るためのものを用意して、
シャンプーをしてバブルを泡だて、泡を洗い流し、タオルで包んで、
ドライヤーが壊れているので子供に手伝ってもらて乾かし、ローションを塗って、バスローブを着て完成という大まかな流れです。
ここがポイント!
絵本が頑丈に作られているので、子供がバンバンしても壊れにくい。
そこまで大きな本ではないので外出する時にご機嫌とりをする時などにも使える。
今はお風呂は親に洗ってもらって、タオルで拭いてもらってとされるがままです。
もう少し大きくなって一人でシャワーができるようになったら、このリトルラビットの本が役立ちそうと考えると今から楽しみです。
まとめ
ここまでおすすめの人気絵本を紹介してきました。
最近では、知育のため絵本を読み聞かせている、お母さんお父さんが増えています。
絵を見て覚える
これくらいシンプルな方が子供も楽しめますし、なにより絵本から学べることが非常に多いです。
まずは一冊。
この記事を読んで、ぱっと見で気になった絵本があったら、ぜひ手に取って子供に読み聞かせてあげてくださいね。
おりき
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